【過去問】<救命>BLSとACLSの違いを、150~170字で述べよ。

解答

BLSとACLSの違い

BLSとは心肺停止に対して質の高いCPRとAEDの使用により行う一次救命処置の事で、一般市民救助者も行うことができる。
ACLSとはBLSで心拍が再開しない場合や心拍再開後の集中治療・不整脈の対応などを行う二次救命処置の事で、BLSとの大きな違いは医療従事者やそれに準ずる者が薬剤やAED以外の医療器具を用いる事である。(159字)

参考

市民救助者のBLSへの参加

想像してみてほしい。恐らく街中で心肺停止に陥った場合、多くにおいてその対応に迫られるのは傷病者の近くを通りかかった市民救助者である。AHA(アメリカ心臓協会)の研究によると、「BLS資格をもつ市民救助者のが増えれば増えるほど心肺停止に陥った傷病者の救命率が上がる」という結果が出たそうである。
実際にアメリカではBLSの資格というのは日本で言う運転免許証・健康保険証などと同様に身分証明証として使うことができるほどBLSに対する理解が普及している。今後日本でも、より多くの人が運転免許を取得するのと同じようにBLSの有資格者となり、だれでも当たり前のようにBLSを行うことができる社会となることが望まれる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です