<組織細胞生物学総論>結合組織に存在する細胞
結合組織の細胞とその特徴 結合組織を構成するのは細胞成分と、細胞が分泌する線維成分及び細胞外基質である。ここでは結合組織に存在する代表的な細胞について説明する。 線維芽細胞 繊維芽細胞は結合組織で最も数の多い細胞で紡錘状…
結合組織の細胞とその特徴 結合組織を構成するのは細胞成分と、細胞が分泌する線維成分及び細胞外基質である。ここでは結合組織に存在する代表的な細胞について説明する。 線維芽細胞 繊維芽細胞は結合組織で最も数の多い細胞で紡錘状…
結合組織の基礎 結合組織の発生学と構造 結合組織は主に中胚葉からなる。例外として外胚葉から筋肉が、神経堤細胞から骨が分化することもある。 基本的に結合組織は間葉系の幹細胞に由来する。 結合組織の構成要素は細胞成分と、それ…
糖尿病とその合併症 糖尿病の三大合併症 糖尿病の合併症の3大合併症として網膜症・腎症・神経症が挙げられる。ではどのような機序で糖尿病の合併症が起こるのだろうか。最近の研究により糖尿病の合併症にポリオール代謝経路とグリ―ケ…
内分泌組織としての膵臓 膵臓は外分泌細胞の塊である 膵臓は基本的には外分泌細胞の塊である。しかしその中に、内分泌細胞が約3000個の集塊を作ったランゲルハンス島と呼ばれる内分泌組織が存在している。以下にランゲルハンス島に…
副腎の基礎 副腎皮質の総論 副腎は皮質と髄質に分けられる。 皮質はさらに球状帯・束状帯・網状帯に分けられる。 球状帯では鉱質コルチコイドが分泌される。代表例はアルドステロンで、その分泌はアンギオテンシンⅡが刺激する。アル…
甲状腺の基礎 甲状腺は左葉・右葉・狭部に分かれており、甲状腺の後面には上皮小体がある。甲状腺は小葉構造をとり結合組織性の(被膜)に覆われており、その構造・機能的単位は濾胞である。濾胞は一層の濾胞上皮細胞に覆われており、そ…
下垂体後葉ホルモンの種類 下垂体後葉ホルモンにはADHとオキシトシンがある。 ADH ADHは視床下部の視索上核にいる細胞体が下垂体の後葉に軸索を伸ばしそこで開口することで分泌されるホルモンである。ADHは水の再吸収に必…
視床下部ホルモンとは 視床下部ホルモンは下垂体前葉に作用して、そこの神経細胞をレギュレーションするホルモンのこと。具体的にはTRH・CRH・GnRH・GHRH / SRH・PRHがある。 GHRH GHRHは下垂体の前葉…
視床下部と下垂体の関係 視床下部は内部環境からの情報の統合を行うホメオスタシスの中枢であり、視床下部は神経内分泌、自律神経、大脳辺縁系の中枢である。 そして視床下部の下位にそれがコントロールする下垂体系が存在する。 下垂…