【過去問】＜耳鼻咽喉科＞先天性難聴についいて知っていることを５つ述べよ。

解答

先天性難聴の特徴

1. 先天性難聴は約1000の出生に対して1人の割合で見られる。
2. 先天性難聴は遺伝性と非遺伝性に分けられ、その半分が遺伝性難聴とされている。また原因の分からないものもある。
3. 先天性難聴の90％は聴覚障害のない両親から生まれる。
4. 言語やコミュニケーションの能力の発達は生後2～3年に著しく、発見の遅れがこれらの能力の発達の遅れの原因となるため新生児は生後1ヵ月以内に聴覚のスクリーニング検査を受けることが勧められているが、実際にはスクリーニングを受けない場合が多く、検診まで診断されないことが多い。
5. 治療は補聴器や人工内耳が一般的でああるが、補聴器は内耳機能が残っていないと使用できず、人工内耳も蝸牛に人工内耳の電極を入れるスペースが残っていなければ使用することができない。